How A Wiring Harness Splice is Ultrasonically Welded youtube映像より。
電線同士を超音波で溶着する接続法。
溶かした金属による接続という意味では半田付けと同様であるが、銅そのものが溶けて一体化する。
このため高熱、振動、引張り、導電性すべてに優れると思われる。
単線と撚線(よりせん)とでは作業性が異なるが、ビデオでは、四方から圧して過熱している。
自動車メーカーの今後は、電気自動車への移行となると思われるので、超音波溶着は大電流を要する電線接続の主流になるだろう。
現状の電線接続:
電線と電線とを接続する方法(手段)には、いろいろある。
それぞれに利点・欠点があり、目的に応じて選択する。
1.はんだ付け(応用範囲が広い。習熟が必要であり、失敗が多い。最適状態でも機械的強度が低い。)
2.スプライス(規格・器具・部品が適切であれば、誰がやっても一定品質を保てる。)
3.コネクタ(ピン・ソケット)(着脱が可能。異物混入やバネ力低下で接触不良になりやすい。)
4.コネクタ(電線咬み込み)(電話線、LANケーブルなど、特殊用途。 信号線向け。作業性、信頼性が高い。)
5.差し込み式ジョイント。(家屋内100V電力配線など、一定規格での使用。 失敗が少なく、信頼性も高い。)
6.ターミナル端子による接続(信頼性、整備性が高い。)
など。