EC-5 コネクタ ヤフーショップより
EC-5は、バッテリーの大電流を扱える差し込み式コネクタの規格。
ラジコン模型や商業用ドローンでも使われ、標準的に使われる。
導体(AWG10など)との接続では、半田付けが必要。
また、ピンをケース(青い筐体)にはめ込む際に、叩(たたく)くなど、押し込み強度が必要。
コネクタの寸法図を記載したサイトがあったので、以下に引用する。
ここでは、雄ピンにかご型スプリングが使われている。
縦割りバネタイプもある。
EC5-Mの寸法図 MはMale(雄)の意味と思われる。
EC5-Fの寸法図 FはFemale(雌)の意味と思われる。高さがMタイプより若干低い。
図面は、https://www.eevblog.com/forum/projects/specs-for-ec5-high-current-connectors/より引用
雄ピンが縦割りタイプのEC-5コネクタ
縦割りスプリング式雄ピン(写真左)
6分割されていて、最低でも6カ所が雌ピン(写真右)の内側に当たるので、接触抵抗は分散される。
コネクタには、EC-5の表示があるが、反対側は、DEV(出力側機器デバイス)、BATT(バッテリー)の表示がある。
安価なコネクタでは、無表示のものがあったが、特に問題なく使えた。
DEV側は、雄ピンを使い、BATT側に雌ピンを使う。
接続する際には、DEV側の筐体(青いカバー)が、雌(メス)側の筐体を覆うように挿入される。
右側のF(雌・メス)の筐体が雄(左)側に入ってゆく状態
上段(ノギス内)のように、奥までしっかりと挿入する必要がある。
コネクタにロック(はめ込み機構)は無い。
したがって、写真中段の状態でも導通がある。
ドローンでは、12から16セルのバッテリを使う場合がある。
この際には、60V程度数10Aが流れることになる。
したがって、完全な接続は必須。
挿入が甘い(中途半端)場合には、コネクタピンが発熱する。
細い線を束にしているので、柔軟性がある。
シリコン被覆は200度C程度に耐える。
American gage、(mm2)SQ、直径mm
AWG10 (5.26) 2.59
AWG12 (3.31) 2.05